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治療室の

理 念

治療室概要
Description

​当院の治療の特徴

全人的な個別の治療

​ 東洋医学は病気に対する医学ではなく生命全体に対する全人的な医学です。

 病や症状だけに注目するのではなく、それらを抱えながら様々な状況の中で生きている一人一人、その心と身体、人格などをあらゆる側面から捉え、その方のトータルな健康を考えていきます。

 

軽い刺激で最大の効果を

 使用するはりは少なめです。はり数が増えると、散漫な治療となり効果が薄れてしまう場合があります。中には強い刺激を受け止められない方もいらっしゃいます。できるだけ軽い刺激で身体に負担なくより効果的な治療とするために、厳選したツボに正確にはりをするよう努めています。また、はりやお灸をするたびに身体の反応を診て、その効果について確認していきます。

 痛いところをもみほぐすような治療は行っておりません。

自己治癒力を高める

 問診にてお一人お一人のこれまでの生活や状態をよく把握し、また診察によって現在の身体の状態を丁寧に診ていくことで、東洋医学的な弁証をたて個別の治療をおこなっております。また日々の生活で気をつけることなどを提案し、自身を治そうとする力を十全に発揮できる身体づくりを目指しています。

無理なく自然に身体を育てる

 一般には「すぐ効く薬」というものが重宝がられますが、自らの力で身体を立て直していくためには、それなりに必要な時間や順序があります。生命力を高めるということは根気が必要なのです。身体の治る力を信頼し、治療にとって必要な速度を大切にしています。

症状には大切な意味がある

 症状がないことが健康とは限りません。変調があるにもかかわらず、治癒力が落ちて、あるいは身体が鈍っているために、症状を出せなくなっている場合もあります。

 症状の多くは内臓の弱りや、全身のバランスの乱れから起こっています。これらの症状は変調を改善するための大切な身体の訴えであり、これを無視すると変調がますます大きくなっていってしまいます。

 表面に現れている症状だけを、その場しのぎで取り除くだけでは根本的な解決にはなりませんし、それで健康になることもありません。

 身体の訴えをしっかり受け止め、なぜそれが起こっているのか考え、より根本的な立て直しを図ることを治療の目標としています。

心と体を整える

 病気や症状があるということは生活の中に身体を損なう原因がある。身体の使い方や心の使い方に問題がある場合があります。

 無理をしていると心にも余裕がなくなります。体がゆがむと心もゆがみやすくなるものです。逆にゆがんだ心の働きによって身体を大きく損なってしまうこともあります。

 

 身体が快適になると自然と心も軽くなっていきます。身体が整うことで、自分でもどうにもできなかった心の姿勢が自ずと正されてくることがあります。

 

 鍼灸治療を受けることで、健康であるための心身のありよう、心身の上手な使い方についてぜひ考えてみていただけたらと思います。

自分への理解を深める

​ 治療室は静かな落ち着いた安心できる空間です。その中で治療を受けることは、ご自身の心身や生活習慣を振る返り、自らへの理解を深める良い機会でもあります。外へ向きがちだった気が、自ずと自分の中に向いていきます。

 身体の声に耳を傾け、理解し、自身を大切に扱い信頼していくことが、何よりもご本人の回復につながっていくと考えています。

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